MENU

記憶のルール1 注意を向ける

目次

記憶で一番大事なこと

こんにちはツカサです、記憶を司る人だからツカサと覚えて頂けると嬉しいです。

早速ですが記憶をするときに一番大事なことをお伝えします。

これができてないと物事を覚えることはできません、それは、、、

 

覚えたいことに注意を向けることです。

 

え?そんなの当たり前と思うかも知れませんが重要な事です。私たちは注意が向けられてない情報を覚えておくことはできません。


うわの空で聞いたつまらない授業の内容は頭に入ってきませんよね?

しかし先生の話している声はあなたの耳に入っていたはずです。

 

スマホや家の鍵をどこに置いたか忘れて探し回った経験がありますよね?

あなたの手でどこかに置いたはずです、しかしどこにも見つからなくて同じところを何度も探し回ったことでしょう。


一昨日のお昼ご飯なにを食べたか覚えていますか?

思い出せなくてもあなたは自分の手で食べ物を口に運んで咀嚼して味を感じていたはずです。


これらのことに共通しているのはどれも注意が向いていないということです。

脳は常に色々な考えが浮かんでは消えていきます。

授業を覚えてないのは他のことを考えていたのでしょう。

スマホや鍵の置き忘れも置いた場所に意識を集中させてはいなかったでしょう。

食事中もテレビやスマホに夢中だったり食べ物以外に気を取られていたのかも知れません。


反対に学生時代に記憶に残ってる授業を思い出してください。楽しいなと思ったりハプニングが起こったり好きな先生の興味がある話だったりが印象に残っているんではないでしょうか。

スマホも新しく買ったばかりなら大事に扱いどこかに置き忘れることもないでしょう。

ご飯も特別な食事だったり高級なレストランだったら確かに覚えてるはずです。


記憶に残っている情報は意識的にしても無自覚だとしても必ず注意を向けてます。この注意を向けることを認知心理学では選択的注意と言います。


記憶をするにはこの選択的注意を向けることを意識するということが必ず必要となっています。しつこいようですが大事なことなのでもう一度言います、記憶に残したい情報には選択的に注意を向けることです。


さて記憶には注意が必要と理解していただいたところで注意をどうやって向ければいいのか疑問に思うでしょう。これから具体的な注意の向け方を紹介していきます。

 

1興味を持つ


基本的に興味があることや関心があることは無意識に注意が向きます。

その最たる例が自分の名前です。

誰しも自分のことは関心があります。騒がしい所でも自分の名前を呼ばれたらそれに反応してしまうものです。つまり覚えたい情報に興味を持ったり好きになったりするのが一番です。

そうは言ってもいまいち興味が湧かないことや気乗りしないこともあるかと思います。そういう場合は面白いと思えることを探してみたりそのもの自体を好きになろうと思い込むだけでも効果があります。

人間にはもともと知的好奇心という欲求が備わっています。未知のものを知りたいという欲求は全ての勉強に共通します。ぜひ勉強といいう行為そのものを楽しんでみてください。

 

2注意しようと意識する


単純なことですが事前に意識をするということだけで何も意識しない場合と比べてはるかに多くのことを記憶に残すことができます。


ここはテストに出るぞと言われたら先生がこれから言うことに集中しますよね?スマホや財布や鍵などの置き忘れも置く前にここに置くぞと意識するだけでほとんど防ぐ事ができます。


意識しようと思うだけでも効果があるということを肝に銘じましょう。

3時間制限を設ける 


制限があることで人は集中できます。

学生時代を思い出してください、あなたは当時好きだった人に勇気を出して連絡先を聞き何日もメールのやり取りをしてやっと放課後にデートの約束をすることに成功したとしましょう。

しかしよりによって当日に先生から課題の作文を終わらせるまで居残りを命じられたとしたらどうでしょう?

作文の考えが思いつくまでボーッとしてますか?いい案が浮かぶまで机の隅に落書きをしますか?

そんな訳ありませんよね、やっとの想いでこぎつけた初デートです、昨日の夜からあれをしてこれをしてと楽しい妄想を膨らませてウキウキした気持ちで待ちわびた初デートですよ?遅れたら一大事です

できる限り早く課題を終わらせるためにあなたの脳はフルスロットルで働き手を動かし用紙の残りページを埋めるためだけに集中するでしょう。絶対にデートに間に合わせるんだ!!!その気持ちが緊張感を生みやるべきことに注意を向けます。


普段の勉強でもあと1時間でここまで覚える、仕事も定時の18時まで終わらそうなどの時間制限を設けることでやるべきことに集中することができます。


ここで重要なのは人から与えられた時間制限ではなく自ら時間を制限することです。やらされていると思うのと積極的に自分でやるのでは大きな差があります。


いつでもいいという気持ちではなく自ら締切を作ってそれまでに終わすという意識が重要です。


また時間はなるべく短い時間で区切ると集中して注意を向け続けることができます。


勉強や仕事や家事など何かすることがあったら終わらせるまでの時間とどこまで終わらせるかの範囲を決めてストップウォッチやスマホのタイマー機能で時間を測ってください。

そしてできなかった時は小さな罰を自分に与えてください、今日は甘いもの禁止とか腕立て伏せを10回するとか自分にとって小さなストレスになることならなんでもいいです。

罰なんて受けたくないって人は罰を受けるところを想像するだけでも効果があります。

想像の場合はより大きな罰を考えてください、これができなかったら好きな人に嫌われるとか、会社をクビになるとか自分にとって最悪な出来事を想像してください。

自分にご褒美を与えるという方法も効果的ですが罰の方が緊張感が出て周囲の集中を妨げるものに気を取られにくくなります。

締め切りは英語で【DeadLine】その線を越えたら死ぬというほどの強い意志を持って集中しましょう。

情報を思い通りに操る

注意を向けられた情報は短期記憶に入ります短期記憶に情報が入るとその情報を脳内で自由に操り加工することができます。

試しに卵を想像してみてください。あなたの脳内でその卵を使って実際に作るみたいに正確に目玉焼きを作ってみてください。

フライパンに油を垂らしてそこに卵を落として蓋をして白身が透明から白く濁り黄身が半熟になったところで完成!

こんな風に脳内で自由に卵という情報を操れるようになるとその情報は短期記憶に入っている証拠です。

逆に言えば記憶に入れたい情報は頭の中で操作して加工してしまえば必ず短期記憶には入れることができます。

現代ではとんでもない量の情報が溢れています。忙しい現代人はサッサとネットの記事やコンテンツを流し読みしたり動画を流し見したりしていますがこれは危険な兆候です。

情報が多すぎるせいで色々なものに気を取られると注意力が散漫になり一つのことに集中することができなくなってきます。

最初に説明した通り注意が向いてない情報は覚えることができません。つまり多くの情報を得ているつもりがほとんどの情報があなたの目に映るだけで通り過ぎてしまっているのです。

実際に昨日見たネットの記事や情報を思い出してみてください、ほとんど思い出せないのではないでしょうか?

あなたはただ闇雲に時間を失っていただけなのではないでしょうか?

重要なのは覚えたい情報に注意を向けること、注意を向けた情報を脳内で操れることです。

そして得た知識を実践することです、今回の記事をよく思い返して今日から【注意を向ける】ことを意識してみてください

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次